ガス衣類乾燥機「乾太くん」
高気密住宅との相性は⁈
「かんたくん」の”高気密住宅に設置”についての解説。
「乾太くん」は家の中に設置する場合、
排湿筒が必要なので、最近の”高気密住宅”には適さない?
ある”オプション品”を活用する事で、対応可能です!
最近、新築住宅での採用にも大人気の「乾太くん」
高気密住宅では、”排湿筒”がネックとなり、採用が懸念されていました。
”ダンパー付き排湿口ガイド”のオプション設定により、解決。
どのようなオプション品で、本当に効果が有るのか⁈
上記の内容が理解して頂ける内容を、解説します!
2.ダンパー付き排湿口ガイドとは
3.気密に対して、効果があるのか
4.設置の際の注意ポイント
5.まとめ
高気密住宅へ「乾太くん」、何がネック?
最近の新築住宅は、住宅の”省エネ化”がひとつの大きなポイント。
住宅自体の省エネ強化項目としては、以下が代表的。
「乾太くん」設置すると、高気密化が難しいって事?
最近は、ある”オプション品”を使用する事でクリアできます!
その”オプション品”が⇒「ダンパー付き排湿口ガイド」
風圧によって、シャッターが開閉するダンパーを内蔵。
運転停止中の、外気の逆流を防止してくれます!
次項で、詳しく解説します。
ダンパー付き排湿口ガイドとは
排湿口ガイドとは、「乾太くん」本体と、配管を接続する際の、”接続口”。
その”接続口”の部分に、”ダンパー”を内蔵したタイプです!
「乾太くん」は運転中は、ファンの力で空気を排出。
運転停止中、外気が室内に入ってくる可能性が有り、ネックとなっていました。
停止中は、排湿筒の中のダンパーが閉まることにより、外気をシャットアウト。
⇒これが、ダンパー付きガイドの役割です!
ダンパー付き排湿口ガイド(単品)
※2023年7月より、部材が新発売。記事を一部修正。
ダンパー付き排湿口ガイド
φ80用:DG-80BK
φ100用:DG-100BK
※定価(税込)4,950円(φ80、φ100共通価格)
⇒φ80用を使用可能!
⇒型式は”75”ですが、配管太さはφ80にて使用可能です。
ダンパー付き排湿管セット
内容:アルミフレキ(2m)、ダンパー付き排湿口ガイド、メガネリング、パイプフード
φ80とφ100の2種類ラインナップ。
内容:アルミフレキ(2m)、ダンパー付き排湿口ガイド、メガネリング
通常のダンパー付きセットから、パイプフード(トップ)を削除した内容。
社外品のフードをセットする場合に使用。
φ80とφ100の2種類のラインナップ。
気密に対して、効果があるのか
高気密住宅の”気密”に対して、効果が得られるのかどうか。
風圧で開閉するだけで、効果が有るの?
「効果が期待できそう」と検証した方が、いらっしゃいます。
「Pleasant Design」という設計事務所の川端順也先生が、発信されていました。
参考動画
参考リンク(YouTube動画)
神辺町の家 気密測定 – YouTube
乾太くんの気密測定 – YouTube
オプションの”ダンパー付きガイド”の設置で、効果が得られそう。
気になる方は、動画を自身でチェックしてみて下さい!
設置の際の注意ポイント
気密性が改善できて、虫等の侵入防止も期待できる。
全ての取付け現場に付けたら、良さそうだけど?
取付けの際には、注意すべきポイントも有ります。
接続部分の寸法が余分に必要
接続部分の使用部材を、通常の接続ガイドから”ダンパー付き排湿口ガイド”に変更。
天井より下で、排湿筒を出していく場合に、必要な寸法をチェック!
”ダンパー無し”と”ダンパー付”は同寸法
”ダンパー付き”は標準品プラス76mm必要。
φ100配管の場合の必要寸法、設置台高さ
φ100の場合は、ダンパー付きに変更しても寸法は同じ。
画像右が、ダンパー付き。
⇒2400-684-310=1406mm
φ80配管の場合の必要寸法、設置台高さ
φ80の場合は、ダンパー付きに変更するとプラス76mm必要。
画像右が、ダンパー付き。高さが余分に必要に。
⇒2400-684-360=1356mm
まとめ
高気密住宅への設置には、”ダンパー付き排湿口ガイド”の活用を検討。
その際、注意点は取付け高さと寸法。
設置コスト抑えるなら、天井下での配管
φ100使用 :MAX1400mm
φ80使用 :MAX1440mm
※φ100、φ80ともに2022年4月発売の、新部材を使用想定。
最近の洗濯機は大型化しており、高さ寸法のチェックを。
上記高さで、洗濯機が設置困難な場合は
天井裏へ排湿管を設置
この設置の場合、「乾太くん」上面から天井まで100mm以上で可。
⇒設置台高:MAX1600mm(天井高2400mmの場合)
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