衣類乾燥機⑤ 乾太くん!取付け高さと排湿筒、造作棚

かんたくん

ガス衣類乾燥機「乾太くん」

”取付け高さ”と”排湿筒”について

「かんたくん」の設置の際の”高さ”と”排湿筒”を解説。

どうして、わざわざ”高さ”について?
悩む必要が有るの?

取付け前に、知っていた方が”得する知識”です!

「乾太くん」の取付ける高さによって、排湿筒の設置方法が変わる事が有る。

設置する高さ、それによる排湿筒の設置方法の関連性を解説。

1.取付け高さの決定方法
2.専用台での調整範囲
3.造作棚での設置
4.排湿筒の設置について
5.まとめ
洗濯機上に設置する想定での、高さを考察していきます!

取付け高さの決定方法

洗濯機の上に、衣類乾燥機を設置する場合の、高さ問題。

オススメは、可能な限り低く設置する。

しかし、測るべき寸法が有るので、解説します!


(画像:リンナイHPより引用)

設置する”高さ”は、使い勝手に影響します。

洗濯機上の場合は、そもそも高い位置となる。

悩まずに、最も低くしたら良いんじゃないの?

使用している洗濯機の寸法を測った上で
「なるべく低く」が正解ですね!

最近は、低くしにくい事情が多々あります。

なるべく低く設置する方が良い

最も多い設置方法の、洗濯機上への取付けの場合。

乾燥機の衣類の出し入れを考えると、低い方が使いやすい。

RDT-54Sと専用台(DS-54HSF)の場合

専用台の高さH=1150~1380mm(5段階)
本体開口部中心高さ=本体下部から上方379mm
開口部中心高さ=1529mm~1759mm

専用台(高)を使用して設置すると、結構な高い位置に。

一般的な女性の身長か、それ以上高い位置が、衣類取り出し部ですね。

日々の使い勝手を考えれば、なるべく低い設定の方が良さそう

一方で、低く設定しにくい事情もあります。

低くしにくい理由

洗濯機が大型化している。

最近はファミリー向けの洗濯機が、昔と比べて大型化しています。

タテ型の場合、8キロ~12キロくらいが主流となっている。

例1)10キロ 東芝製
 
(画像:東芝HPより引用)
最大高さ(フタ開け時)=1300mm
⇒なんとか設置可能!
オープン時、フタが折れるタイプでないと、もっと高さが出る
例2)10キロ パナソニック製
 
(画像:パナソニックHPより引用)
最大高さ(フタ開け時)=1443mm
⇒専用台では、設置困難!
タテ型洗濯機の場合、設置高さを高めにしてギリギリ可能。
又は、専用台での設置が困難な場合も。

洗濯機が高い場合、設置を諦めるしかないの?

設置する為の解決策を、次項で解説します!

専用台での調整範囲

専用台での取付け高さは、5段階調整となっています。

5キロ用(DS-54HSF)、8キロ用(DS-80HSF)共に、共通の寸法。

調整可能な高さ

5キロ用、8キロ用共通
刻印 1 2 3 4 5
高さ(mm) 1150 1210 1270 1330 1380

表から、最も高く調整した場合で、”1380mm”。

洗濯機の種類によっては、専用台での設置は厳しい?

洗濯パンが設置してある場合は、更に困難な場合も。

洗濯パンが有る場合、洗濯機高さが更に5~10㎝程度、かさ上げされます。

専用台の調整範囲で、設置可能かどうか、以下をチェック!

1.自宅の洗濯機のフタを開けた時の最大高さを計測。
2.洗濯パンが有る場合、その高さも考慮して測定。

最大調整高さの”1380mm”で、高さが不足の場合は、どうしたら?

その場合の解決策は2つ!

専用台での高さが、不足している場合の解決策。
①オプションの専用台を、”特注対応”で手配する。
造作棚を作成して、設置する。

専用台の高さアップの裏技(特注対応)

専用台の高さが、一番上の1380mmでも足りない場合。

実は”特注対応”で、もっと高い専用台の手配が可能です!

8キロ用(DS-80HSF)での、高さ特注対応が可能。

調整可能高さ:1450mm、1520mm
カタログにも掲載の無い、かなりの裏技。
どうしても困った場合は、造作棚作成の前に、一度メーカーにお問合せを!
ただし、デメリットも有ります。
”高さ特注品での専用台”のデメリット
①通常品よりも、購入価格が高くなる
②納期が長い。(1~2か月程度)

造作棚での設置


(画像:リンナイHPより引用)

造作棚を作成しての、設置について。

造作棚の方が、見た目が良いし、自由に出来て良さそう。

造作棚設置での、メリットとデメリットを解説します!

造作棚のメリットとデメリット

造作棚設置のメリット

1.見た目スッキリ、かっこいい。
2.洗濯機や、設置場所の都合に合わせた寸法作成が可能。
造作棚設置のデメリット
1.作成に時間が掛かる。
2.専用台に比べて、費用が高くなる傾向。
時間や、費用が許すなら、造作棚での設置の方が、見た目が良い!

造作棚のオススメパターン

オススメ①

新築、リフォームでの設置。

設計、打ち合わせの段階で、「乾太くん」設置想定での組込み。

イメージに合わせたデザインや、取付け高さを考慮しての設置が可能。

オススメ②

DIYが得意な人の場合。

必要な、棚板の大きさや、強度に注意して作成。

専用台よりも、コスパ良く作製できる場合も。

造作棚を作成時のポイント

作成時のポイント

①棚板の耐荷重は60㎏以上
②棚板は「乾太くん」本体寸法より大きく作製
③防火上の離隔距離を確保(左右と上方45mm)
④棚板に固定の場合、M5×(棚板厚+(25~35mm))のネジを準備
デラックスタイプはM5×(棚板厚+(5~12mm))

排湿筒の設置について

排湿筒の設置について、解説。

「乾太くん」の高さについて、分かった。
どうして、排湿筒についての説明なの?

設置する高さによって、排湿筒の方法が、大きく異なるからです!

排湿筒の設置。2つの方法。

1.(露出配管)天井より下で、排湿筒を設置。
2.(隠ぺい配管)天井の中を通し、排湿筒を設置。
オススメは、「露出配管」です!
理由は、手間と費用が、断然抑えられるから。
しかし、設置高さによって、「隠ぺい配管」となる場合もあります。

(露出配管)天井より下で、排湿筒を設置

最も一般的な設置方法。

天井より下の、見える部分での設置。

専用オプションの”排湿管セット”を使用するのがラク。

 
露出配管での注意点
「乾太くん」と”天井”の間で配管をする為、そこの隙間確保が必要。
天井までの隙間が、目安30㎝程度必要です!

専用台で普通に設置すると、大丈夫な高さ?

設置場所の天井高=2400以上であれば、大丈夫です!

専用台の高さ(最上段)=1380mm
「乾太くん」高さ=684mm(5キロ、8キロ共通)
専用台(1380)+乾太くん(684)=2064mm
⇒天井高が2400mmの場合、隙間は336mm

天井高が2400mmよりも低い場合等は、設置困難な場合も。

事前に、設置場所の確認が必要です。

(隠ぺい配管)天井の中を通し、排湿筒を設置

天井高さが低い場合や、外壁に面してない場所への設置の場合。

隠ぺい配管する際のポイント

①排湿筒の材質は、SUS304(ステンレス管)を使用
②結露防止の為、断熱材を巻く事を推奨
③天井に点検口が必要
隠ぺい配管のメリット
仕上がりの見た目が良い
隠ぺい配管のデメリット
費用が高くなる。

費用は、どのくらい高くなるの?

材料、工賃を考慮すると、5~10万円程度高くなります!

美観が良くなるメリットは有りますが、コスパを考慮すると、避けたい選択ですね。

まとめ

新築住宅の場合

設置予定場所の寸法を、設計段階で打ち合わせ。
出来れば造作棚で、見た目もスッキリ設置する。

既築住宅の場合

設置場所の幅、高さを測定。
使用している選択機の寸法もチェック。(フタの高さも考慮)
専用台+排湿管セットを使用するのが、コスパが良い。
「乾太くん」の設置、特に取付け高さについて解説しました。
設置後は、ほとんどの人が毎日使用。
使い勝手も考慮して、ベストな設置を探りましょう!
経済的にもお得に、”ラク家事”生活を楽しみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました