衣類乾燥機④ 乾太くん!専用オプション

かんたくん

ガス衣類乾燥機「乾太くん」

専用オプション

「かんたくん」の専用オプションを解説。

カタログの後に掲載有るけど、イマイチ分からない。

どれが必要なのか。選び方は?
詳しく解説していきます!

今回は、必要となる専用オプションの解説。

1.オプションの種類と主な用途
2.専用台について
3.排湿筒部材について
4.本体取替えの場合、部材の再利用は可能?
5.オプション品の選択方法まとめ

オプションの種類と主な用途

「乾太くん」のカタログに、専用オプションが多数掲載されています。

その数は30種類以上!

(2024年カタログより)


(画像:リンナイ衣類乾燥機カタログより抜粋)

オプション品は主に、以下の3種類

①専用台
②排湿筒
③その他(本体カバー、小物乾燥棚等)

専用台

「乾太くん」本体を設置する為の”専用台”。

高さにより3種類あり、高さが(高)は奥行の違いにより2種類。(計4種類)

高さ (高) (高) (中) (低)
型式 DS-80HSF DS-54HSF DS-80MSF DS-80LSF
写真
定価(税込) 32,120円 28,380円 31,020円 18,480円
高さ(mm) 7段階
1150~1500
5段階
1150~1380
5段階
720~950
517
幅(mm) 7段階
644~880
7段階
644~880
4段階
644~762
612
対応機種 全機種 6、5、3キロ 全機種 全機種

専用台は、どこに設置するかによって、選択します。

”幅”や”高さ”が調整可能なので、現場に合わせやすい!

「DS-80HSF」は、2022年12月より仕様変更しています。
→高さ調整”7段階”1150~1500mmに!
詳細はこちら
衣類乾燥機 乾太くん!専用台の高さアップ!特注対応は不要に⁈

排湿筒

「乾太くん」は短時間で乾燥するので、多量の湿気が出ます。

よって、”湿気”を出すための「排湿筒」の設置が必要!

詳細は後述しますが、まずは主な種類。

排湿管セット ダンパー付き
排湿管セット
排湿ホース 窓パネルセット
代表型式 DPS-100B DPS-100KC DH-85 DW-52
写真
定価(税込) 18,260円 19,470円 8,580円 22,110円
用途 ガイド
ダクト
フードのセット
ダンパ付ガイド
ダクト
フードのセット
樹脂製
ジャバラダクト
窓を利用して、
排湿の場合に使用

その他

その他、代表的なオプションを抜粋。

保護カバー 排湿トップ 小物乾燥棚 デリケート袋
写真
用途 屋外設置の場合等
汚れが気になる場合
に装着するカバー
屋外設置等、本体にトップのみ
必要な場合に使用
くつ乾燥に使用。
ドラム内でも乾燥物が回らない。
ほつれやすい衣類等に使用

専用台について

専用台は、高さが3種類。

専用台(高)

洗濯機の上に、乾太くん設置する場合に使用


(画像:リンナイカタログより引用)

専用台(高)DS-80HSF

外観図面(DS -80HSF)
主に、8キロタイプ(RDT-80)設置用の専用台。
奥行が8キロ乾太くんに合わせて、大きめ設計。
8キロ、5キロ、3キロのタイプの共用で、設置可能。
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専用台(高)DS-54HSF

外観図(DS-54HSF)
主に、5キロタイプ(RDT-54)設置用の専用台。
5キロ、3キロのタイプの共用で、設置可能。
リンナイ衣類乾燥機 専用台(高)DS-54HSF 3㎏、5㎏兼用

専用台(中)

乾太くんが、最も使いやすい高さ。

専用台(中)DS-80MSF
外観図(DS-80MSF)
3キロ、5キロ、8キロ兼用の中高さの専用台。
乾燥機が使いやすい高さ(高すぎず、低すぎず)で、設置可能。
※幅はカタログ記載は649mm。
実際は644~762mmの4段階調整。(外観図参照)

専用台(低)

主に、屋外設置で使用。

専用台(低)DS-80LSF

外観図(DS-80LSF)
3キロ、5キロ、8キロ兼用の最も低い専用台。
屋外設置や、広さのあるランドリールーム等で使用。
リンナイ 乾太くん専用置台(低) DS-80LSF

排湿筒部材について

「乾太くん」を、屋内に設置する場合、”排湿筒”が必要。

これは、衣類から出た湿気を、屋外に排出する為のもの。

排湿筒長さの基準

3キロ 5キロ 8キロ
φ80 5m2曲り 8m2曲り 8m2曲り
φ100 10m4曲り 10m4曲り 10m4曲り

以前は上記が規定でしたが、
現在はもう少し複雑な計算に変わっています!

φ80とφ100の選び方

①排湿筒の長さで判断
φ100は最長で、10m4曲り。
φ80は最長で、8m2曲り。
長さが短い場合は、どちらでもOK
②穴あけの寸法で判断
使用する排湿筒の径により、壁の穴あけ寸法が異なります。
貫通部の穴寸法
φ100:110~115mm
φ80 :90~95mm
使用する工具(コア)の寸法で判断もOK。
③社外品のフード(トップ)を使用
φ100を選択。
社外品の排気用フードは、φ100が一般的。
注意:社外品トップを使用の場合、防虫ネット付はNG
網目が細かいと、繊維がつまり、エラーが発生します!
④音が気になる場合
φ100を選択。
流速が遅くなり、少しでも音が軽減される

排湿筒の方法は、主に3パターン

★排湿筒セット(ジャバラダクト)使用
★排湿ホース(+窓パネル)使用
★ステンレス管を使用

排湿筒セット(ジャバラダクト)使用

最も多い設置方法。

排湿管の長さが2m以内の場合には、セット品を活用するのがラク。

セット品のジャバラは、カットして長さ調整が可能。

セット内容:ガイド+ジャバラダクト+フードの3点セット。

セットが有れば、たいていは完結します。

排湿管セット(DPS-80B、DPS-100B)


内容:アルミフレキ(2m)、排湿口ガイド、メガネ板、パイプフード
最も一般的で、多用されているセット。
ダンパー付き排湿管セット(DPS-80KC、DPS-100KC)

内容:アルミフレキ(2m)、ダンパー付き排湿口ガイド、メガネ板、パイプフード

ダンパー付きって、何の為?

主に、以下の理由です!

①冷気の逆流を防止
とくに冬場、脱衣室への冷たい空気の逆流を防止
②虫等の侵入を防止
ダンパー(逆止弁)により、虫等の侵入をブロック

ダンパー付き排湿管セット(DPS-80SA、DPS-100SB)

内容:アルミフレキ(2m)、ダンパー付き排湿口ガイド、メガネ板
通常のダンパー付きセットから、パイプフード(トップ)を削除した内容。
社外品のフードをセットする場合に使用。

パイプフード、排湿口ガイド、排湿筒ガイド(単品)

パイプフードや、排湿口ガイド等の単品部材の使用する場面は?

・2メートル以上延長する。
・天井裏等の隠蔽配管をする。

”KP管”と言われる、ステンレス製のスライド管やエルボを組み合わせます。

パイプフード(DF-100A、DF-80A)

排湿口ガイド(DG-100A、DG-80A)

もう一つ、紛らわしい部材
排湿筒ガイド(DG-100-1、DG-80-1)


これは、KP管ではない、通常のステンレス管使用の場合用。
リベット止め、又はアルミテープ止め。
排湿管セット等、全てKP接続仕様となっている
KP管:KP接続という規格で、ワンタッチで刺さり、抜け止めが付いている接続。
排湿管カバー、カバーエルボ(DPC(L)-100、80)
 
ジャバラ管や、ステンレス管の上に巻いて使用。
見た目を良くするための、美観の為の部材。
(設置イメージ)
排湿トップ、排湿トップセット(DT-54NF)

屋外設置する場合の、トップ。

本体取替えの場合、部材の再利用は可能?

以前から、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を使用している場合の、買い替え。

本体のみ交換でOKなのか?

必須で交換必要なオプションは1つだけ!

なるべく安く済ませたいから、再利用できるものはしたい。

本体以外にも、最低限交換が必要なものも有ります!

本体と合わせて、交換が必要なオプション

専用台(高)

専用台を使用して、設置している場合は、交換が必要!
理由:
強度が以前のものよりもアップした設計に。
本体重量も、機種によってはかなりの重量アップになっています。
本体の大きさや、脚の固定位置は、同じ場合も。(異なる場合も有り)
安全面の観点から、専用台(高)の場合には、交換必須!

専用台(低)の場合は、再利用OK?

専用台(低)は再利用でも大丈夫です!

機種により、穴位置が変更となっている事も有ります。
その場合は、再利用する台に、適合する箇所へ穴あけ固定でOK。
本体と合わせて、交換を推奨するオプション①
排湿管セット

交換必須ではないが、経年劣化で傷んでいる可能性も有る。
その際に、ダンパー付きにグレードアップも有り!
本体と合わせて、交換を推奨するオプション②
専用ガスコード

接続がワンタッチ式のガスコード。
ガス漏れを防ぐ為、経年劣化する前に、交換をオススメ!
「乾太くん」は、使用頻度の割に故障率が低い機器。
長い場合は、20年以上使用してからの買い替えが多い印象。
必要に応じて、オプションも変えておきましょう!

オプション品の選択方法まとめ

オプション品の選択は、大きくは2つ。

①専用台の種類を選ぶ
②排湿管セットの種類を選ぶ

専用台の種類を選ぶ

主に、設置場所で選択。

専用台(高):洗濯機の上など、高い位置
専用台(中):乾燥機の、最も使いやすい高さ
専用台(低):ベランダ、軒下設置など

排湿管セットの種類を選ぶ

口径とダンパーの有無を検討

①φ100か、φ80か
②ダンパーは必要かどうか

φ100か、φ80か

穴あけ工具の都合や、その他メリットデメリット

φ100:穴あけ寸法110~115mm
・社外フードにも対応な寸法
・音がφ80より抑えられる
φ80:穴あけ寸法90~95mm
・φ100よりも細く、見た目がスッキリ
・施工上の取り回しがラク

ダンパーは必要かどうか

ダンパー付きのメリット

・冬場の外気の逆流を防止できる
・虫等の侵入を防止できる

ダンパー付きのデメリット

・価格が高くなる(定価1000円アップ)

オススメパターン

ここでのオススメは、”経済的にお得”なコスパ重視の観点で。

外壁に面した箇所へ、「排湿管セット」を使用した設置がオススメ。

理由は、それ以外の設置では、費用が高くなる可能性が。

費用が高くなりやすいパターン

・ステンレス管を使用して、天井裏で延長配管。
ステンレス管自体の費用、天井点検口、結露防止の為の断熱材、工事費etc
⇒5万円~10万円程度アップしますので、要注意!
大人気の「乾太くん」は設置すると、ほぼ毎日使用。
更に、10年以上のお付き合いとなる場合が、ほとんどです。
オプション含め、こだわりの選択が出来れば、より快適に。
経済的にもお得に、”ラク家事”生活を楽しみましょう!

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