電気代は以前より高くなってる?家計を圧迫!実は大きな再エネ賦課金!

電気

電気代は以前より値上げ傾向となっています。

日本国内では、ほぼ全ての家庭で支払っている「電気代」なので、値上がり=家計を圧迫!と直撃を食らいますね。

確かに、電気代が高くなるのは困るわ!

電気料金の支払い金額は以前よりも高くなっているんです。

料金自体の値上げよりも、もっと大きな負担を強いられているカラクリが。

その答えは⇒再エネ賦課金

この、「再エネ賦課金」こそが電気料金の支払い額が増えてる要因のひとつなんです。

聞きなれない言葉が出てきたわ

・再エネ賦課金とは
・固定価格買取り制度(FIT)とは
・電気料金を安く抑えるには

●再エネ賦課金とは

再エネ賦課金とは何か、説明します!

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略称となっています。

経済産業省 資源エネルギー庁HPの説明によると

「固定価格買取制度で買い取られる再生可能エネルギー電気の買い取りに要した費用は、電気の使用者から広く集められる再エネ賦課金によってまかなわれます。再生可能エネルギーで発電された電気は、日々使う電気の一部として供給されているため、再エネ賦課金は、毎月の電気料金とあわせていただいています。」

と記載してあります。

●固定価格買取り制度とは?

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。

と記載してありました。

分かったような、分からないような…

 

それでは、簡単に要約すると。

再生可能エネルギー:太陽光発電に代表される、環境にやさしい発電。
固定価格買取り:太陽光発電等で発電した電力を、固定価格で買い取ります。
再エネ賦課金:買い取った電力のお金を全世帯で負担する。

少々乱暴で、しかし分かりやすく表現すれば、、、

太陽光発電を普及させていきたいが、設置費用等の初期費用が高くて元が取れない。
高い金額で電力会社が電気の買取りをすれば、太陽光発電を設置した人の元がとれるから、設置してくれる人が増える。
買い取った電力のお金は、全世帯でワリカンして負担しましょう。

こんな制度です。よって、世帯ごとの損得勘定のみで見れば

太陽光発電設備を搭載した人⇒得をする
太陽光発電設備を搭載していない人⇒損をする

※経済産業省HPより

電気料金+再エネ賦課金=電力会社への支払い金額

年々、「再エネ賦課金」が高くなっています。

年度 付加単価
2012年 0.22
2013年 0.35
2014年 0.75
2015年 1.58
2016年 2.25
2017年 2.64
2018年 2.90
2019年 2.95
2020年 2.98

電気使用量×付加単価=再エネ賦課金

なので、使用量の多いご家庭ほど負担もアップしています。

「多人数」「ALL電化」の家ほど、影響を受けている可能性大!

2020年度 賦課金の想定表

人数 標準使用量(想定月平均) 賦課金(使用量×2.98)
1人 185KW 551円
2人 320KW 953円
3人 370KW 1102円
4人 400KW 1192円
5人 450KW 1341円
6人 560KW 1668円
ALL電化 800KW 2384円

以前は無かったはずの負担が増えてます。

4人世帯の場合で1192円×12か月=年間約14,300円もの負担が!

何となく、昔よりも電気代が高い気がしていたのが分かったわ

でも、ずっと上がり続けるの?

 

上がり続けるわけでは無いんですよ!

一般家庭用では10KW未満の太陽光発電設備に対して、10年の固定買取り制度となっています。

太陽光発電設備の設置費用も、普及と共に値下がりして、それに合わせて売電した電力の買取価格も年々下がっています。

2009年
2010年
2011年
2012年
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
48円 42円 38円 37円 33円 31円 28円 26円 24円 21円

※住宅用買取り単価の推移

10年経過した世帯の買取りが終了+買取り単価の値下がり

上記の事から、値上がりし続ける事は無いとみられています。

少し安心ね。でも、安く抑えるにはどうしたら良いのかしら

●電気料金を安く抑えるには

⇒電気の使用量を抑える

・古すぎる家電製品は買い替える
・電気1本に頼りすぎず、電気+ガス+灯油を適材適所で検討する

何となくALL電化に!ではなく、自身の生活スタイルを考えて賢い選択を。

何事も知って得して、豊かな生活に近づけていきましょう!

最新情報の追記

2021年3月24日発表

FIT制度における2021年度の買取価格・賦課金単価等を決定

※経済産業省発表

2021年度の賦課金単価が発表されました。
2021年5月検針分の電気料金から2022年4月検針分の電気料金まで適用。
2021年度の賦課金単価は、1kWh当たり3.36円と決定
2020年度 2.98円 ⇒ 2021年度 3.36円
直近2年間は微増にとどまり、高止まり傾向かと言われていたが、久々の大幅アップ。
これにより、電気使用量の多い家庭を中心に、更に電気代が上がります。
今後も数年間は増加が予測されているので、
⇒電気の使用量を抑える
使用量を意識して、固定費削減して、豊かに生活していきましょう!

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