プロパンガスでぼったくられる方法!

エネルギー

プロパンガスの料金でぼったくられる方法を伝授!

以前「プロパンガスはぼったくり⁈⁈⁈」の記事で、どのくらいだと高いのか概要を解説しました。

今回は、具体的にプロパンガス料金で!”ぼったくられる方法”を伝授します!

わざわざ、ぼったくりに合う方法を教えるの?

はい。ぼったくられる方法をいくつか案内しますので、ぼったくりにあいたく無い方は、逆の行動をして下さいね!

<プロパンガスでぼったくられるコツ>
1.契約内容を把握していない
2.料金の相場を知らない
3.ずーっと同じガス屋さんを使用している
4.賃貸住宅に住んでいる
1.契約内容を把握していない
何となくガス料金が高い!
どんな計算で、どうしてこんなに高いんだろう…??
疑問を抱いた事が有る人は多いかもしれません。
今まで、この”プロパンガス業界”はグレーな部分が多すぎて、あえて「消費者に分かりにくくしてきた背景が有ります。

何がグレーなの?

いくつか代表的なものを取り上げますね!

①プロパンガスは自由料金制
プロパンガスは基本、輸入資源なので、原油価格と為替レートに左右されます。
水道、電気、都市ガスと異なり、昔から”自由料金制”です。
本来は、仕入れ価格に応じて、お客様への販売価格も連動させる…はずですが、、
・仕入れ価格高騰⇒すぐに値上げ
・仕入れ価格下落⇒値下げを遅らせて、利益を確保
なんて事は当たり前のように、まかり通っています。
私の知り合いのガス会社の社長も、仕入れ高騰の時だけは、いつからいくら値上げしようか騒いでいますね。
もう一つ、各ガス屋さんごとに、料金はバラバラなのですが、意外と知られていないんですよね。
極端な話、同じガス屋さんで契約している隣の家ともガス料金設定が違う場合も普通にあります。
うるさいお客様は安く変更、何も言わないお客様は高いままなんて事も!
現在は、請求書やホームページ、又は店頭等への料金表示義務が出来ました。
以前よりも若干の透明化は進みました。

それでも透明化は若干なの?

都合の良い、自由な解釈をしているガス会社がまだまだ多いですね。

・標準的な料金を開示⇒様々ある料金設定の中の、無難な部分を表示
・表示義務⇒目につきにくい部分へ小さく表示(消費者が制度を知らない為)
②プロパンガス業者間での事情
プロパンガス業界は、そのエリアでの大手数社が元請けからガスを仕入れします。
その会社が問屋として、中小規模のガス屋さんへ卸売りをして、各ガス屋さんは消費者へ販売します。
一般的に、問屋業務をしているエリア大手の見分け方としては、ガスの充填所を所有している事が多い。ガスボンベの充填や点検をする設備です。
問屋業務のガス会社も、同時に小売り業務をしている場合がほとんどです。
問屋業務もするガス会社をA、小売りのみのガス会社をBとします。
Aからすると、Bも消費者も、どちらもお客様です。
Aの方が、ガスの仕入れ価格は当然安いのですが、Aが直接消費者へ安いガス料金で供給すると、Bの顧客を奪ってしまう可能性があり、クレームが来る可能性になりうるので、Aは消費者への販売は高値を維持します。
こうして業者間での共存共栄を重視して、健全な価格競争をしてこなかった構造こそが、プロパンガス業界の料金問題の原点でもあります。
2.料金の相場を知らない
多くの消費者が、プロパンガス料金の相場や、適正価格を知りません。
”公共料金”だと勘違いして、「高くても仕方ない」「ほかの人も同じように支払っている」と思い込んでる人も多いようです。
プロパンガスに限った事ではないですが、経済的に損しないためには!
「相場を知る」
プロパンガスでも、クルマ購入でも、その他サービスでも大切な事です。
特に、プロパンガスは適正価格が分かりにくかったのですが、最近はインターネットやスマホの普及で知られてくるようになりました。
逆に、適正価格の契約なのに、自身の使用量が多いだけの場合は、クレーマーになったらダメですよ。

でも、適正価格っていくらなの?ネットでは様々な数字が有るような…

ずばり、損得勘定を無視して表現しますね!

基本料金:1,500円~2,000円

ガス単価:400円~500円

上記くらいか、高いのか、安いのか目安にしてみて下さい。

もう少し詳しく別記事で解説⇒プロパンガスはぼったくり⁈⁈⁈

「損得勘定を無視して」というのは、サイトによっては、とにかくガス会社の乗換えサイトへ誘導したいのが見え見えの物も有りますね。

その他、自称コンサルタントな人が難しい表現多用して、それらしく言っている場合もありますね。

どれを参考にするかは各自のご判断です。

ここでは
・業界関連業務へ従事している
・ガス会社社長ともお付き合い有り
・自身もプロパンガスユーザー
の立場での感覚で自由に発信していますので、参考の一つとして!
私自身は、ガス屋では無いし、ガス屋さんと利害関係も無い立場です(笑)

3.ずーっと同じガス屋さんを使用している

同じガス屋さんを使用していることが、必ずしも悪いことではありません。

1-①でも触れたように、いつの間にか高い料金となっている場合もありますので、ご自身の契約料金の状況確認はした方が良いですね。

同じガス屋さんで、逆に良いことって無いの?

ガス会社にもよりますが、良いことも有りますよ!

お家のお困り事の全般を、面倒みてくれる場合も有ります。

例えば、電球交換、水漏れ、クリーニングサービス等、親切にしてくれる事も。

料金設定だけは時々気にしながら、良いお付き合いをしましょう!

4.賃貸住宅に住んでいる
賃貸住宅に住んでいる場合、「プロパンガス料金が高すぎる!」
そういった意見が非常に多い。
不当に高いガス料金を経験⇒家を建てる際はオール電化
こんな図式がたくさん見受けられますね。

なぜ、賃貸住宅の場合は、プロパンガス料金が高すぎる場合が多いの?

これは、不動産賃貸事業との関連です。

アパート等の設備の多くをガス会社が負担して設置。それをガス料金に上乗せして入居者から回収しているパターンが非常に多いですね。
プロパンガス業者は、顧客数(メーター設置数)を増やしたいので、アパート等への供給も当然増やしたい。そこで、どうしたのか?
アパートオーナーへ、ガス会社が過剰な設備供給をして、自社の供給を勝ち取る。
例1)ガス給湯器、コンロ
例2)例1にプラスして、エアコン、インターホン、ウォシュレット、その他…

ガスと関係ないものが多数じゃない!

そこまでして、ガス供給を勝ち取った行く末は、「ガス料金がぼったくり」になっちゃいますよね。

アパートオーナーとしては、賃貸収益が欲しいので、ガス会社が設備負担してくれるのは嬉しい。
そのつけが入居者へ
地方の賃貸物件で多いですが、明らかに都市ガス供給されているエリアなのに、何故かプロパンガス。そこには、こういった「設備負担⇒ガス料金ぼったくり」のカラクリが有ります。

この場合は、入居者のガス料金を下げるのは困難なの?

難しい場合が多いですが、安く出来る可能性は有るのでチャレンジですね!

 ガス料金のぼったくりを避けるために!安くする方法

1.相場を知る

まずは自身の契約内容を知り、相場と比べる。

適正価格かどうかを把握する。

2.現在の契約先へ相談してみる

相場を知ったうえで、高い場合には現在契約のガス会社へ料金交渉してみる。

これで応じてくれる場合は、ある意味良心的なガス会社の可能性が高い。

長くお付き合いしても問題ない可能性が高い。

3.知人や身内の契約先ガス会社が安い場合は紹介してもらう

自身で知らないガス会社へ問い合わせをしたり、ガス会社乗換えサービスへ申し込みのハードルを高く感じている人も居るかもしれません。

既に知人や家族の契約先で、良心的なガス会社が有れば、そこからの紹介が良いですね。

ガス会社側も、全くの新規客よりも、お客様からの紹介の方が安心してサービス提供できるものです。

気を付けるポイントとしては、最初に料金設定の確認はしましょう!

4.ガス会社乗換えサービスを活用

1~3までの方法が出来ない場合、ガス会社乗換えサービスを検討しましょう。

「ガス屋の窓口」では、不当な値上げ等発生しないように、監視はしてくれるようです。

しかし、何事も自身で知って確認する事が重要です!

一応、こういったサービスを活用する場合の注意点をご紹介します。

①自己所有の戸建て住宅である事。
賃貸住宅や、集合物件では、基本的には対応不可。
②乗換えに伴う、違約金等の費用発生が無いか確認。
通常は、乗換え先のガス会社が相談に応じてくれます。
③新たに契約するガス会社の料金が期間限定の価格でないか確認。
訪問販売でのガス会社切り替えの場合、最初だけ安く、後に大幅値上げなんてトラブルも。
筆者の住んでいる田舎県では、3つの中堅~大手ガス会社が対応会社として登録されているようでした。個人的には、それぞれ信頼できるレベルの会社でしたよ。
<補足>
●ネット情報で、オススメできない事例
 自称コンサルの人が、ガス会社に言ってやりましょう!
 「ガスの仕入れ単価+〇〇円。CP連動にしてください!」
 みたいな記事も有りますが、オススメしません。
 (オススメ出来ない理由)
 ・CP連動とは、プロパンガスの仕入れ価格の変動の事ですが、素人の人が発言しても、「知ったかぶり」と思われるだけです。
  「仕入れ+〇〇円」って、販売者が決める事ですよね。逆なでするだけです。
 (オススメ)
 ・相場と自身の契約内容を把握して、冷静に相談しましょう!
●マメ知識
 ガス会社の変更(契約先変更)には、”7日間ルール”が有ります。
 既存のガス会社に契約先変更の通達をしてから、7日間の猶予期間。
 その間に、現在の契約ガス会社が引き止めに来るのが一般的です。
 ⇒検討の余地なく、乗換え一択の場合:乗換え先のガス会社さんに対応方法のコツを聞いておきましょう。
 ⇒検討中の場合:交渉次第では現状契約のガス会社がビックリな条件提示の事例も!
  (ガス料金1年間無料、すごい安価提示etc)
●ガス機器の取り替え時期なら、お得な場合も
 契約乗換え先のガス会社と、ガス切り替えタイミングと同時に機器見積りをお願いする。
 ⇒切り替え割引として、大特価で対応してもらえる場合も多い
 (ガス給湯器やコンロも、通常で購入すると、ソコソコ高いので)
(まとめ)
ガス料金は、ライフラインのひとつとして、毎月発生するコスト。
ぼったくられる方法を知って、ぼったくられる事の無いように知識武装を
特に”プロパンガス業界”は、旧態依然としたナゾや闇の多い業界です。
消費者が賢くなるほど、業界の競争も加速して浄化されると思います。
「クリーンなエネルギーのプロパンガス」を”クリーンな業界にしていきましょう!

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